茜〜Madder

こんにちは!

先週はとっても天気が良くて、いきなり冬から初夏の陽気ただよう天気のベルリン!

一昨日は土砂降りで、久しぶりの雷も「この季節が来たなぁ〜」としみじみ。やっと雨が上がって、

昨日は家族でバーベキューでした♪

 

先日紹介したRamie Silkの草木染めの第二弾として、今日は茜(西洋アカネ、ドイツ語はKrapp)で染めた糸を紹介します。

アカネは古くからヨーロッパでも天然染料として使われていて、日光にも強く、

なんと言ってもその美しい赤には人の心を惹きつける魅力があります!

 

Ramie Silkの草木染め版のプランを考えた時にアカネを使おうと決めていたんですが、その前に色の実験を何度か繰り返して

Ramie Silk用の色のレシピを決めました。

アカネと言ってもあの朱色のような赤だけではなく、媒染(毛糸に天然染料を定着させるために事前、又は染色後に行う処理)

の分量や種類を変えることによって色味を変えることができます!

 

細かく刻まれたアカネの根っこを水につけている所↓

 

 

3種類のベース糸で実験した結果はこんな感じです。

同じ鍋で同じ分量のアカネで染めていますが、媒染の種類と量、タイミングを変えています。

German Merinoの写真は2番染のものも混ざっています。

 

Ramie Silk

 

German Merino の白

 

German Merino ライトグレー

 

この実験結果を踏まえ、更にレシピを考えて再度試し染めをした後に、今回染色する2色を決めました。

早速その2色でRamie Silkを染色しました!

今回は漉さずにアカネも一緒に染めています。染色後、この小さな破片を取り除く作業が非常〜に手間がかかるんですが。。。

でもこの方が濃く染まるんです。

茜を取り除いて糸を良く洗い、更に細かい破片を取ってから乾かします。

 

最初の色は美味しそうなチョコレートブラウン♪

そしてもう一色は優しい色合いの茜ピンク

乾燥後の写真はこちら

何にでも合わせやすいチョコレートケーキのような深い茶色。この色なら季節問わずに使えますね。

 

この優しい色目のピーチピンクで編んだ巻物やサマーセーターも春夏っぽくていいかも。。。妄想が膨らみます

この2色の組み合わせはとっても相性がいいです♥編みこみ模様やストライプで編んでも可愛い〜

Ramie Silk Fingering はノンスーパーウォッシュのウールに、シルク20%と植物繊維のラミーが20%が混ざった糸で、

これからの季節にも使いやすい糸です。

私もこの糸を使ったプロジェクトを頭の中で妄想中ですが、編みたいものがありすぎて手が足りなーい!(これはニッターさん共通の悩みですね笑)

次回は先週染めた宿り木と、ラックの2色を紹介します♪

それでは素敵な週末を〜♥

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