今年のフィンランドの夏至祭、Juhannusは23日土曜日ですが、
フィンランド人はその前日から週末にかけて夏至を祝います。
私達も22日に前夜祭を祝うべく?森のお家から歩いて30分ほどの所に去年出来たばかりの
サウナミュージアムへサウナに入りに行ってきました。
ミュージアムと言っても、だだっ広い草原に古いサウナが沢山並んで建っているだけ。
その一つ一つのサウナには歴史があって、説明も読めるようになっています。
殆どがまだ未完成で、火事の後なの?と思うような古い燻された掘っ立て小屋がなんとも不思議な空気を漂わせていまいた。
ドラマ北の国からの五郎さんの最初の家を彷彿とさせるサウナ小屋たち(笑)
ここでは18世紀から第二次対戦ころまでのサウナを見ることができます。(完成は来年予定だそうです)
奥にでーんと建っている大きい小屋、これが今日の目的のSavusauna:サヴサウナ(スモークサウナ)!
モクモク湯気を立ててサウナから出てくる人たちが見えます。
ここら近辺に住んでいる人たちがサウナに入りにきていました。
入場料は5€、ここに入れます。
時折この小さな窓?穴から蒸気?煙?がブワァ〜っと出てきて、ちょっとビビる私。。。中から出てきた人たちの背中は、煤で真っ黒!
だって、このサウナには煙突が無いんですよ!!息しても死なないの?!ってやっぱり思いますよ、最初は。
中で薪を燃やすときはこの小さな窓から煙が出てき、薪が燃え切って石が十分に温まったら煙は出ないのだとか。
さっきのブワァ〜っと出てきた蒸気は、ロウリュ(石にお湯を掛ける)の水蒸気だったようで。。。
小さなサウナが更衣室として使われていて、薄暗い小屋の中で水着に着替えて恐る恐る、サヴサウナへGo!
サウナ内の写真がないので説明すると、
小さな入り口をくぐって薄暗いサウナの中に入ると、強烈なスモークの匂いにまぎれて蒸気でムンムン、
それほど高温ではなく、若干煙たい感があり。
口で息をしようか、鼻ですべきか、いっそのこと息を止めようかなんて考えていたら、
お爺さんが「上に登っておいで」と声をかけてくれました。
ロフトのようになった上の階に6〜7人座れるくらいの板があって、サウナマニアのフィンランド人の老若男女が所狭しと座っていましたが
さらに席をつめてもらい隣の人と肌が触れるほどの距離で初のサヴサウナを体験することになりました。
人生初のサヴサウナ!
何と、このサウナ1734年に建てられたものだそうで、築、、、、284年!ってまじですか〜!!
釘が一切つかわれていない、木組みで作られたもので、年季の入った域を超えてもう神聖がかった感が。
ここにギュウギュウ詰めになって座っていて床が抜けないことを祈りながらやや緊張気味の私。
120キロはあろうかという巨漢のお爺さんが階段をミシミシいわせながら上ってきた時には、流石にサウナの中なのに
冷や汗でそうなほどのスリルを味わいましたよっ!!だって、そのロフトみたいな所もお爺さんが一歩進むたびに
縦揺れを起こしていましたから!
ちょうどストーブの近くに座った人がロウリュ係で、お湯が入った大きなバケツからザバ〜っと石の上にこれでもかというほど
お湯をかけていきます。あ〜気持ちいい♡
こ、これがフィンランドの伝統的なサウナか!これが、サウナ好きフィンランド人か!
スモークの匂いにも慣れてきて身体も温まったところで、外に出て一度休憩することに。
外はあいにくの雨で、この日の気温は9度。それでも湖の冷たい水に浸かった後は身体がポカポカ。
外が寒すぎてこのポカポカはあまり長くは続かないんですがね。
このサウナミュージアムのオーガナイザーの女性がサウナの歴史を色々説明してくれました。
外で水着のまま説明を聞いていたら寒さでブルブル震えてきたので、もう一度サウナの中へ!
今度は地元のサウナキングみたいなお爺さんが、ヴァスタ(白樺の枝を束ねたアレ)で、身体をビシッバシッ!!(←この小さい「ッ」が入る)
しかも、その力は私達が家のサウナで叩くのとは次元が違う〜!!
ヴァスタを水に浸してスゴイ力でバシバシやっているので、周りの人たちにも水がバサバサかかる〜(笑)
サウナキング恐るべし〜!!
ということで、私の初サヴサウナ体験は何とも濃ゆいものとなりました。
髪の毛と身体に付いたスモークの強烈な匂いは次の日も消えずに残り、今でも若干咳き込んでいます・・・
#summer_of_dyeing #finland #sauna
「Savusauna〜スモークサウナ初体験!」への1件のフィードバック
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。
[…] 先日紹介したスモークサウナもなかなか濃ゆい体験でしたが、今回の女4人のサウナもそれはもう楽しかった〜! […]