こんにちは!
今日もブログにお越し下さりありがとうございます。
お水が無くなって、火も使えず染色が滞っていますが、染色の材料集めをしつつ編み物をしたり、パンを焼いたり、
湖で泳いだりしながらのんびり雨を待っています。。。
今日はラセの得意料理の一つ、フィンランドのカレリアパイをご紹介します。
フィンランド語で「カレリアンピーラッカ」、その名の通りカレリア地方の伝統的なパイで、フィンランドの食べ物では欠かせない存在。
私、これが大好物で、スーパーで見かけたら毎回必ず買ってしまいます。
ライ麦生地でミルクで炊いたご飯やポテトなどを包んで焼いた、日本で言うおにぎり的な食べ物です。
ベルリンでも我が家ではクリスマスに家族総出で大量に作るのですが、こちらでは普通に軽食として、ご飯のお供に、、、このパイの上に
エッグバターなどを乗っけて食べます。スーパーでもどこでも売ってますが、ラセのピーラッカの美味しさはピカイチ!
ラセのピーラッカは生地が薄めで、ミルクライスがたっぷり、形はコロンとしていて可愛い♪
では、作り方行ってみよう〜♪
材料 約20個分
(生地)
・ライ麦粉 200g
・小麦粉 40g
・塩 小さじ1
・オイル 大さじ1
・水 200cc
(焼き上がった後に浸すバターミルク)
・牛乳 適宜
・バター 適宜
(パイの中身)
・米 170g
・牛乳 1リットル
・バター 大さじ1
・塩 小さじ1
作り方
1.生地の材料を混ぜ、手で滑らかになるまで十分にこねたら、ラップなどに包んで冷蔵庫で30分寝かせる。
2.その間に中身のミルクライスを炊く。鍋に材料を入れ、中火で沸騰したら弱火にし、焦げないように時々混ぜながら柔らかくなるまで煮る。
火を止め蓋をして少しなじませ、冷ます。
3.オーブンを250℃に余熱する。生地を伸ばす。
台に打粉をし、麺棒などで2ミリくらいの厚さに伸ばしたら、直径12センチくらいの型で生地を繰り抜く。
型がないので、適当な大きさのマグカップで代用。
こんな感じに。かなり薄いです。
4.生地の真ん中にミルクライスをたっぷりのせて、生地を包む。
真ん中から両手の指でつまむように、、、
5.生地が包みあがったらオーブン(上段)に入れて表面にうっすら焦げ目がつくまで250〜270℃で15〜20分ほど焼く。
その間にバターミルクを用意する。鍋に牛乳を温めて(沸騰させない)、バターも入れて溶かしておく。
焼き上がり〜♪
6.焼き上がったら温かいうちにバターミルクにくぐらせて、お皿に取り、乾かないように布巾などをかけてなじませる。
この工程をすることで、生地がしっとり、ツヤツヤになります。
お好みでエッグバター(細かく切った硬ゆで卵に常温で柔らかくなったバター&塩少々を混ぜたもの)をたっぷりのせて召し上がれ♪
一度に沢山できるので、いつも残りは冷凍して食べるときに自然解凍してからフライパンなどで温めて食べています。
実は来てそうそう、ある事件がありまして。。。
来たばかりの時に先3週間分の食料を買いだめして、冷凍できるものは小分けして冷凍庫へ、冷蔵庫にもバターやチーズなど大量に保存していました。
こちらに来てすぐにこのピーラッカも大量に作って、一人一つずつ味見して残りは小分けして冷凍しておいたんですよ。
これでしばらくは買い物に行かなくても生き延びられる!と一安心。
その数日後の土曜日、いつものように森のお家へ来てみると、サウナハウスの窓が開いていて、二重窓の内側ガラスが割れてる〜!!
前日悪天候で風がとっても強かったので、強風で割れちゃったのか〜なんて思って、サウナハウスの中に入ってみると、、、
ん?何か変。ガラスの破片が飛び散っているのはわかるのですが、物も飛び散ってる?寝室の本棚の本も全部飛び散ってる?!
もしや。。。これは動物の仕業では。。。たぬきの仕業か?!
サウナの重い木のベンチも床に落ちている〜!たぬきじゃなくて、もしかして・・・熊!?
状況が把握できないまま、住居の建物に向かうと、、、ドアの鍵が壊されてる〜!!私、心臓ドキドキ〜(ちなみに、この日ラセはサウナミュージアムの建設ボランティアにでかけていて、私一人でした)
案の定、お家へ入ると見たことのない古い映写機がいきなり床に転がっていて、、、タンスの引き出しが開けられていて。。。
それから冷蔵庫!ドアが開いてる。。。そして中身はほぼ空っぽ。卵と牛乳だけは残っていましたが、それ以外はすっからかんに無くなってました。
ラセの手作りピーラッカも!やっとここでどうやら熊の仕業ではないと確信。(遅っ)
あ、私の大事な仕事道具、パソコンとカメラのレンズはなぜか私のトートバックに詰められていましたが、そのまま持っていかれずにソファーの上に置いてありました!肉の缶詰と共に(笑)多分、食料が大量だったため、運べなかったのでしょう。
他に漁られた形跡はあったものの、金目の物が全く無かったので幸運にも食べ物とバケツなどの備品以外は盗られずにすみました。
それにしても、憎きピーラッカ泥棒!!
ちょうどその週末に近くのリゾート地で大きなフェスティバルがあったので、その酔っぱらいじゃないかと思うのですが、まさかまさか、こんな田舎の道路からも奥まったところに泥棒が入るなんて信じられない!
すぐに警察を呼んで現場検証。なんかドラマのワンシーンみたいに、DNA鑑定のために指紋も採取していきました。
以上、まさかの食料が盗まれました、というお話でした。
その後食料買い出しのために、ボートと高速バスを乗り継いで一日がかりで街まで買い物に行きましたよ〜(;´д`)トホホ…
でも、パソコンとカメラのレンズが無事だったのは本当にラッキーでした
。泥棒がパソコンを入れて持って行こうとしていたトートバックは友人の手作りで、そのバッグに以前Hananaさんからいただいた東照宮のお守りをつけていました。このお守りがパソコンとレンズを守ってくれたと信じずにはいられません。