MOMINOKI Story

mominoki yarn ができるまで

こんにちは。
mominoki yarn の本間ちひろです。
どうして私が毛糸の染色を始めたのか、なぜ毛糸屋さんになろうと思ったのか・・・
mominoki yarn ができるまでをストーリーにしてみました。

 

子供時代
私は子供の頃から色が大好きで、お小遣いで絵の具やポスターペンの珍しい色を買ったり
色を混ぜてオリジナルの色を開発しては、よくカラフルな絵を描いていました。
小学生の頃はセサミストリートが大好きで、あの独特の原色&カラフルな色使いに憧れ
服はもちろん身に付けるもの、持ち物のほとんどがカラフルで、色を見ているだけで楽しくて仕方がありませんでした。
しかし大人になるに連れて社会の常識や制約などにのまれていって、身に付けるものも周りの目を気にした地味目のものが多くなり・・・
気がついた時には個性を表現することもほとんど無く、自分の好みすらわからない状態になっていました。

ソックヤーンとの出会い
時は経ち、2011年のお正月過ぎのある日。
前年のクリスマス直前にヘルニアの手術を受けてから、仕事も休んでしばらくは家で安静にしていなければならず、
時間もできたので久しぶりにゆっくりネットを見ていたら、ふと目に飛び込んできた手編みニットの作品たち。
「こんなのが手編みできるの?!だったら編んでみたい!」と強く感じました。
次の日には何かに導かれるかのように、病身ながらもリハビリも兼ねて毛糸屋さんに行って毛糸と編み針を購入していました。
その毛糸屋さんで出会ったとってもカラフルなソックヤーン(靴下用の毛糸)が人生を変えたと言っても過言ではないくらいに、
私の中に眠っていた何かを目覚めさせたのでした。
「絶対この糸で靴下が編みたい!」と身体全体から情熱がムラムラと湧いてきました。
編み始めるとどんどん変わっていく糸の色、編地の模様にワクワクし、なかなか進まないながらも編む手が止まらないほど夢中で編む日々。
「楽しい!!」
小学生の時に一度試したきり挫折し、一生縁がないと思われた編み物を大人になってから始めるなんて思いもよりませんでした。
そして同時に、すっかりソックヤーンの虜になってしまいました。
ドイツでは靴下ばかりを編む「ソックニッター」が沢山いて、ソックニッターの中には自分でソックヤーンを染めている方もいます。
それはもうカラフルで、思い思いに編まれたオリジナルの靴下たちを見ては
「自分でもこんなワクワクする楽しい糸を染めたい!自分の染めた糸で靴下が編みたい!」と、新たな情熱がムラムラ。
興味を持ったことはやってみないと気がすまない性格もあり、すぐに自宅のキッチンで初めての染色が行われました。

 


記念すべき靴下一足目はOpalのHundertwasserシリーズの黄色いソックヤーンで

 

初めての染色
5色ほどの食紅を混ぜて、新しい色を作る。色と色の組み合わせを考えながら真っ白いかせ糸を好きな色で染めていく作業は
時間を忘れるほど楽しくて、今思うと子供時代を彷彿とさせるものでした。
カラフルな靴下を編んでいたら、気づいた時には着る服や身に付けるものがグレーや黒の無難な色からピンクやオレンジ、ブルーなど
カラフルなものも増えていき「人の目は気にしなくていいんだ。好きな色をどう着こなすかを考えたほうが楽しい!」そう思うようになっていました。


初めての染色はイースター卵の染料で。この糸は後におじいちゃんの靴下になりました。

 

ネットショップ開店
その後自分の染めたソックヤーンで編んだ靴下は100足近く。
染色は本を数冊購入し、独学で覚えました。
いつものように靴下を編んでいるとき「自分の染めた糸を販売してみようかな。」と、ふと考えがよぎったのです。
ただの思いつきだったのに、その思いは強くなるばかり。色んなアイディアが浮かんできて、なんだかワクワクしてきました。
そして2014年4月、日本向けにオリジナルの手染め糸のネットショップ『べるりんこハンドダイヤーン』を開店。
ショップ開店後は沢山のお客様に支えられ、2年ほど続けましたが、引っ越しや体調不良などの理由で一時閉店。
「新たな気持ちでいちからやり直そう。毛糸を手に取ってくださった方がワクワク心が踊る糸、編みながらも楽しくて、心が温かくなる糸を届けたい。」
そういう想いから、2017年改めて『mominoki yarn』として手染め糸のショップを新規オープンしました
将来には手染めの糸を通じて mominoki yarn に関わる全ての方たちが楽しく幸せになるようなアイディアも発信していけたらと思っています。

糸を通じて世界中に元気とワクワク感と楽しさが広がってほしい!そう願っています。

 

 

 

mominoki yarn の名前の由来
自宅の庭にある大きなクリスマスツリー。
私は2階の居間の大きな窓から見えるその木が大好き。
庭の隅っこに生えるその木は、すごく躍動感と存在感がありながらも、優しくいつもそこにいてくれる。
他の木は冬になると葉が落ちて寂しげに見えるけど、その木は真冬のどんなに寒い日も青々とそびえ立ち、
夏には太陽に照らされてキラキラ輝いている。
季節に関係なくいつでも緑に輝くもみの木は、「人生にどんな季節が訪れても色を忘れずに」と教えてくれる。
そんな雄大なもみの木にちなんで mominoki yarn の名前が生まれました。