Summer of Dyeing ③〜アルダーの葉

こんにちは!今日もブログにお越し下さりありがとうございます。

さて、夏至からしばらく続いた寒さが過ぎ、夏らしい天気が続いています。

湖の水温も20度を超え、やっと本格的に泳げるようになりうれしい限りです。

 

草木染め第3回目の植物はアルダーの木。日本語ではハンノキの仲間になるのかな?

先日湖のサマーハウスの周りに沢山あるアルダーの木を剪定を兼ねて切ったのですが、

今回はその葉っぱを2キロ、IKEAの大きい袋に山盛り集めて森のうちへ。

木の皮も染色に使えそうなので、木が柔らかいうちに皮を剥いで保存しています。

 

 

森のうちに到着したら、早速染色準備開始!

まずは染液作り。

今回は乾燥させず、手でちぎった採れたてフレッシュな大量の葉をコトコト煮込むこと1時間。。。

一晩冷まして葉をしっかり絞り、染液完了です!

これが何とも一仕事で、この量で一気に20カセとか染められたらいいんですけどね、

これで染められるのはたったの5カセ。

媒染済みの毛糸を投入して、またコトコト1時間ほど煮ました。

だいたいいつもはそのまま鍋の中で一晩毛糸が冷めるのを待つのですが、

かなり鮮やかな黄色に染まっていたので、この時点で毛糸を取り出し残りの染液は2番染に使うことに。

どれどれ、ちゃんと染まったかな〜と鍋を覗く瞬間にいつもワクワクドキドキ❤️

染液がそれほど濃い色ではなかったのであまり期待していなかったのですが、

思った以上に濃く鮮やかに染まったのでテンション上がりました!

ザ・黄色!な濃ゆい色です。

 

次の日残りの染液でグレーの糸を4カセ、白を1カセ染めました。

こちらは1番染に比べるとやや色は薄いですが、とても綺麗な色に染まりました。

 

干し場は築210年の小屋の前です。

いつも染色している森のお家は水道が通っていないため、井戸からポンプで汲み上げた水が

水道から出るようになっていて、染色以外にも飲み水やサウナ、普通に生活用水として

使用しています。冷たくて美味しいです。

が、問題発生!

乾いた日が続いているせいで、井戸に水が補充されている気配がなく

水が少ないせいでポンプが作動しない。。。

井戸を覗いたら底が見えてる〜!ピンチです!!

今のところ染色する分には何とか足りる量ですが、深〜い井戸の底から長い棒にくくり付けたバケツで

えっちらおっちら水を汲んでます(汗)ここで生活していると一体いつの時代に生きているのか

時々わからなくなります(笑)

 

写真右:一番染(白糸)

真ん中:二番染(白)

写真左:二番線(グレー)

黄色に染まる植物ってとても多いですが、どの黄色もそれぞれ個性があって

愛おしいです。

今回使ったアルダーは葉っぱの部分ですが、

苦労して剥がした木の皮でも近いうちに染めてみようと思います。

 

夏至が過ぎても、太陽が沈んだ後の夜中の景色が美し過ぎて。。。

見とれてなかなかベットに行けない。

夜中の1時半くらいの湖の様子です。

 

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